益子陶芸の製作工程をご覧いただけます。益子の職人技に触れてみてください。

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工場見学
工場見学(製造工程)
つかもとでは、益子焼を作る工程をご覧になれます。(自由見学)
8:30〜17:00(12:00〜13:00は休憩時間)
公休日:毎週木曜、隔週水曜、年末年始
※なお、一部見学できない工程がございます。また、日によって作業内容が異なるため、お見せできない工程もございますが、 こちらで合わせて写真で紹介いたします。

工場

益子焼の製造工程
土練り
益子焼協同組合で精製したブロック状の粘土を土練機(どれんき)という機械に通し、水を加えながら固さを調整します。
昔、つかもとでも原土から粘土を作っていました。
菊練り

土練機から出した後、成形前に手で揉み、粘土の中の空気を抜きながら固さを均一にする作業。
その形が菊の花に見えることからそう呼ばれています。
成形(ロクロ場)

成形方法には、電動ロクロを使う「ロクロ成形」、石膏型を使う「型成形」、 粘土を板状にして作る「たたら成形」などがありますが、見学コースでは「ロクロ成形」の様子がご覧になれます。
職人さんは、小さなものから大きなものまで、同じものを同じ大きさ・形で、何個でも作れます。
成形に使う様々な道具がありますが、ほとんどが手作りです。
輪花や片口などの口辺を変化させるものはこの時行います。
削り・仕上げ
削り前 削り後
成形後2〜3日経ってから、ロクロにのせた湿台(しった・粘土で作った台)にひっくり返した器をのせ、 底部分、高台(こうだい)をカンナ(鉄製の道具)で削り出します。
成形も削りも、職人さんの仕事は早いです。
カップの取っ手は削りの後につけます。
取っ手の大きさやバランスで持ちやすさが決まります。
装飾
削りの後の器がまだ乾かないうちに模様付けする作業で、いろいろな技法があります。以下に紹介します。
写真は「刷毛目」の完成品です。

白い粘土や黄土(鉄分の多い土)を泥漿にしたものをひしゃくで生地に流しながら掛けたり、浸して掛けたりする作業です。
泥掛けのタイミングを外すと、掛けた直後に形が崩れてしまうことも・・・。
刷毛目
刷毛や「みご刷毛」(藁の穂先を束ねて太い筆状にしたもの)を使い、器に模様を施す。主に鉄分を多く含んだ赤土に使います。
陶芸ではお馴染みの技法です。
櫛目、線彫、彫画
器に櫛、釘、カキベラなどを使って模様をつける技法です。写真は櫛目。
面取り
ロクロ成形の時に器を厚めに作っておき、包丁等の道具で側面を削ぎ落とし、面をつける技法です。
丸いものとは違った魅力が・・・。
乾燥
器の大きさによって乾燥の日数は異なりますが、小さい物は早くて3、4日、 大きい物になると1ヶ月以上かけてゆっくり乾かす物もあります。急乾燥はキズの原因になる場合があるので、 注意が必要です。
天日干しする時もあります。
素焼き
乾燥させたままの生地だと脆いため、丁寧に詰めていきます。
素焼き専用のガス窯で、8〜9時間かけて700〜800度位で焼き上げます。素焼きの目的は、焼くことで強度をつけて後の作業を しやすくするところにあります。
施釉(釉場)



釉掛け(くすりがけ)ともいい、以下の様々な技法があります。
・・・その前に
※「釉薬」とは、石や土・鉱物、草や木・藁などの灰を調合し、水を加えて擦ったものです。
※埃があると生地に釉薬が定着しにくいため、釉掛けの前に素焼きした生地の埃をハタキを使って落とします。
丸掛け
器を釉薬の中にまるごと入れ、器全体に釉をかけます。
益子では「ざんぶり掛け」「ずぶ掛け」ともいいます。(写真:左・中央)
高台の設置面の釉薬をふきとります。(写真:右)
下絵付け
鉄やコバルト等の鉱物を擦った顔料で筆を使って草・花・動物などの様々な模様を描きます。
蝋抜き
写真 左:蝋で絵付け 右:施蝋後
湯煎で溶かした蝋を灯油で溶き、筆で絵柄を描きます。その上から釉薬をかけると蝋の部分が釉薬を弾き模様が抜き出ます。
筒描き(イッチン描き)
スポイトを使って釉薬で模様を描きます。
筆とは違った趣があります。
流し掛け
柄杓で器に釉薬を流しながら掛け、模様をつけます 。
あっという間です 。
吹きつけ
霧吹きやエアコンプレッサーを使って、薄めた釉薬を生地に吹き掛けます 。
上絵付け(赤絵)
本焼きされた器に赤や黄・緑に発色する顔料を筆で絵付けしていきます。
電気窯で800度位の温度で焼き上げます。

※中国では赤絵、色絵の器はおめでたい席で縁起物として使われます。
窯詰め(窯場)

施釉した器は本焼成のため窯に詰めていきます。
棚積みとサヤ積みの方法があり、皿類は主に丸いサヤに入れ、重ねて詰め、それ以外は棚に詰めていきます。
「サヤ」とは・・・
陶器を本焼きする際、効率よく窯に重ねて入れるための補助具で、耐火レンガの加工品です。(写真:右)
窯には薪を使う穴窯、登り窯、ガス窯、電気窯などがあります。
現在ではガス窯が主流で、シャトル式になっており、出し入れがスムーズにできます。
※登り窯も見学できます。
本焼成
約24時間かけて1260〜1280度位で焼き上げます。
1200度位から釉薬が溶け始め、冷める段階でガラス化します。焼き方には大きく分けて2通りあります。
酸素を多く供給して焼く酸化焼成と、酸素を一定時間少なくして焼く還元焼成があり、釉薬の種類や特性によって焼き方も変えます。
窯出し・検品
およそ焼成と同じ位の時間をかけて冷まし、窯から台車を引き出します。
毎回々々、緊張の一瞬でもあり、楽しみでもあります。
その後、割れや歪み・キズ等がないかを調べ、器を使う際テーブルなどに傷がつかないように高台を研磨します。
そして出荷されます。
成形から数えて、1ヶ月から1ヵ月半かかってやっとお店に並びます。
詳しい説明はこちらにもございます。動画つきですので是非ご覧下さい。
■わくわくとちぎ発見・栃木県の伝統工芸・益子焼
  http://gika.tochigi-c.ed.jp/dentou/mashiko/intro/

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